コンカフェやガールズバーなど、夜のお店について調べていると、普段はあまり使わない言葉を目にすることがあります。
「キャスドリって何?」
「同伴とアフターはどう違う?」
「締め日って何を締めるの?」
「内勤って誰のこと?」
知らなくても利用できる言葉は多いですが、意味を知っておくと、料金システムやお店の雰囲気を理解しやすくなります。
この記事では、コンカフェ・ガールズバーを中心に、夜のお店でよく使われる用語をまとめました。
※同じ言葉でも店舗や業態によって意味・運用が異なる場合があります。
料金・利用システムに関する用語
セット料金
一定時間お店を利用するための基本料金です。
「60分3,000円」「1セット60分」などの形で表示されます。
飲み放題が含まれる店もあれば、セット料金とは別にドリンク注文が必要な店もあるため、料金だけでなく何が含まれているかまで確認することが大切です。
席料
席を利用するためにかかる料金です。
店舗によっては「チャージ」「入場料」などと呼ばれます。
席料とは別にドリンク代が必要になる店もあります。
1ドリンク制
一定時間ごとに、最低1杯のドリンク注文が必要になる仕組みです。
「1時間1ドリンク制」であれば、1時間利用するごとに1杯以上注文します。
ワンオーダー制
入店時や一定時間の利用につき、最低1品の注文を必要とする仕組みです。
ドリンクだけでなく、フードを含めて注文できる場合もあります。
飲み放題
決められた時間内で、対象ドリンクを何杯でも注文できる仕組みです。
すべてのドリンクが対象とは限らず、ビールやカクテルなど一部メニューが追加料金になることもあります。
ハウスボトル
飲み放題などで店舗側が用意している、基本料金内の酒類を指すことがあります。
ウイスキーや焼酎などが使われることが多く、店舗によって内容は異なります。
ボトルキープ
購入したボトルを店内に保管してもらい、次回来店時にも続けて飲める仕組みです。
保管期間が設定されている場合もあります。
キャストドリンク(キャスドリ)
お客さんがキャストにごちそうするドリンクです。
「キャスドリ」と略されることもあります。
基本料金とは別料金になることが多く、価格やサイズ、注文方法は店舗によって異なります。
キャストドリンク制度自体がない店もあります。
延長
最初に設定された利用時間を超えて滞在することです。
「30分延長」「60分延長」など、店舗ごとに料金と時間が決められています。
時間になると確認してくれる店もあれば、一定条件で自動的に延長される「自動延長」の店もあるため、初めて利用するときは確認しておくと安心です。
TAX・サービス料
基本料金や注文料金とは別に加算される料金です。
「TAX10%」「サービス料20%」「TAX・サービス料込み」など、表記方法はさまざまです。
会計金額に大きく影響するため、料金表では必ず確認したい項目です。
最低料金
その店を利用した場合、最低でも必要になる金額のことです。
基本料金だけでなく、必須のドリンク注文やTAX・サービス料を含めて考える必要があります。
指名・接客に関する用語
指名
特定のキャストを指定して接客してもらう仕組みです。
キャバクラでは一般的ですが、ガールズバーやコンカフェでは指名制のある店・ない店があります。
本指名
来店前から特定のキャストを指名して入店することを指します。
店舗によっては「指名」と同じ意味で使われることもあります。
場内指名
フリーで入店したあと、店内で気に入ったキャストを指名することです。
本指名とは区別して料金が設定されている場合があります。
指名料
キャストを指名するときに発生する追加料金です。
金額や発生条件は店舗によって異なります。
指名替え
これまで指名していたキャストから、別のキャストへ指名を変更することです。
店舗によってルールが異なり、自由に変更できる場合もあれば、一定の制限がある場合もあります。
ヘルプ
指名しているキャストが別の席にいる間などに、一時的に接客を担当する別のキャストを指します。
主に指名制のある店舗で使われます。
付け回し
店内の状況を見ながら、どのキャストをどの席につけるか調整することです。
店長や内勤が担当することが多く、指名制のない店舗でも、接客時間や人数のバランスを取るために行われます。
卓
お客さんが座っている席や、その席のグループを指します。
「○番卓」「あの卓へ行く」といった形で使われます。
指名被り
同じ時間帯に、同じキャストを指名している複数のお客さんが来店している状態です。
キャストが複数の席を行き来することがあります。
キャスト・スタッフに関する用語
キャスト
お店で接客を担当するスタッフを指します。
コンカフェでは、メイド、男装キャスト、アイドル系など、コンセプトに合わせた呼び方をすることもあります。
店長
店舗運営の責任者です。
キャスト管理、シフト、接客、売上管理など、業務内容は店によって異なります。
代表
店舗や運営会社の代表者を指す言葉です。
オーナーや経営者を意味する場合もあります。
内勤
接客キャストとは別に、店内運営やサポートを担当するスタッフを指します。
受付、会計、ドリンク作成、予約管理、付け回し、キャストのフォローなどを担当することがあります。
業態によっては「黒服」「ボーイ」などと呼ばれることもあります。
源氏名(キャストネーム)
キャストがお店で使用する名前です。
本名ではなく、接客用の名前を使う店が多くあります。
コンカフェでは「キャストネーム」と呼ばれることもあります。
「推し」に関する用語
推し
特に気に入っているキャストを指します。
コンカフェではよく使われる言葉ですが、必ず推しを作る必要があるわけではありません。
推し変
これまで特に応援していたキャストから、別のキャストへ推しを変えることです。
推し被り
自分と同じキャストを推している別のお客さんがいることを指します。
「指名被り」と似ていますが、こちらは実際の指名状況ではなく、誰を推しているかという意味で使われることが多い言葉です。
箱推し
特定の一人だけではなく、店舗やグループ全体を好きになることです。
来店・店外交流に関する用語
初回
その店を初めて利用すること、または初来店向けの料金・サービスを指します。
「初回料金」「初回セット」などの形で使われます。
フリー
特定のキャストを指名せずに利用することです。
店側がキャストを順番につけることが多く、初めての店で使われることもあります。
同伴
営業前にキャストと食事などをして、そのまま一緒に店へ入ることです。
キャバクラでよく知られる言葉ですが、近年ではコンカフェなどでも同伴制度を設ける店があります。
店舗によっては同伴料金が設定されている場合もあります。
アフター
営業終了後に、キャストと食事や飲みに行くことです。
同伴が「営業前」なのに対して、アフターは「営業後」です。
店舗の正式な制度ではない場合もあり、アフターを禁止している店もあります。
店外
店舗の外でキャストと会うことを広く指す言葉です。
同伴も広い意味では店外交流の一種ですが、店舗によってルールは大きく異なります。
営業スタイルに関する用語
営業LINE・DM
キャストがお客さんへ来店を促すために送るLINEやSNSのDMです。
イベントや出勤日の案内だけの場合もあれば、日常的なやり取りを含む場合もあります。
色恋営業
恋愛感情を意識させるようなコミュニケーションを通じて、来店や注文につなげる営業スタイルを指す言葉です。
友営
「友達営業」の略で、友人のような距離感で接する営業スタイルを指します。
恋愛的な雰囲気よりも、気軽な会話や友達感覚を重視する場合に使われます。
売上・キャスト側の仕組みに関する用語
バック
お客さんが注文した商品やサービスの売上に応じて、店舗からキャストへ還元される報酬を指します。
キャストドリンクなら「ドリンクバック」、チェキなら「チェキバック」、ボトルなら「ボトルバック」などと呼ばれます。
バックの有無や金額は店舗によって異なります。
ノルマ
キャストに設定される売上や指名数、出勤日数などの目標・基準を指します。
ノルマを設けていない店舗もあります。
ランキング
売上、指名数、ドリンク数など、店舗が定めた基準でキャストの順位を出す仕組みです。
何を基準にするかは店舗によって異なります。
締め日
売上や指名数、ドリンク・ボトル本数などの成績を集計する区切りの日です。
月末を締め日にする店もあれば、独自の日付を設定している店もあります。
締め日前になると、キャストが来店や注文を案内することもあります。
写真・グッズに関する用語
チェキ
インスタントカメラで撮影する写真です。
キャスト単独で撮影する場合と、お客さんと一緒に撮影する場合があります。
撮影後に名前やメッセージ、イラストなどを書いてくれる店舗もあります。
ソロチェキ
キャスト一人だけを撮影するチェキです。
ツーショットチェキ
キャストとお客さんが一緒に撮影するチェキです。
「2ショット」「ツーショ」と呼ばれることもあります。
デコチェキ
通常のチェキよりも、イラストや装飾を多く加えたチェキです。
通常チェキとは別料金で販売されることもあります。
写メ
スマートフォンなどで撮影する写真を指します。
チェキとは別に「写メ撮影」というメニューを設けている店もあります。
ブロマイド
キャストの写真をあらかじめ撮影・印刷した商品です。
その場で撮影するチェキとは異なり、イベント限定写真などとして販売されることがあります。
ボトル・イベントに関する用語
ボトル
シャンパンやワイン、焼酎など、瓶単位で注文するドリンクを指します。
価格は店舗や銘柄によって大きく異なります。
オリシャン
「オリジナルシャンパン」の略です。
店舗やキャストの写真・デザインを使ったオリジナルラベルのシャンパンを指します。
バースデーイベントや周年などで販売されることがあります。
ノンアルシャンパン
アルコールを含まない、または非常に少ないシャンパン風ドリンクです。
お酒を飲めない人でもイベントを楽しめるよう用意されることがあります。
シャンパンタワー
グラスを塔のように積み上げ、シャンパンを注ぐ演出です。
バースデーイベントや周年など、特別な日に行われることがあります。
「タワー」と略して呼ばれる場合もあります。
内容や規模、料金は店舗によって大きく異なります。
ボトル特典
特定のボトルを注文した人に付く特典です。
チェキ、ブロマイド、限定グッズ、メッセージなど、内容は店舗やイベントによって異なります。
イベントに関する用語
バースデーイベント(生誕祭)
キャストの誕生日を記念して行われるイベントです。
コンカフェでは「生誕祭」と呼ばれることもあります。
限定衣装、限定メニュー、チェキ、ボトル、グッズなどが用意される場合があります。
イベント当日より前に祝うことを「前祝い」、後日に祝うことを「後祝い」と呼ぶこともあります。
周年イベント
店舗の開店から○周年など、節目を記念して行われるイベントです。
限定メニューや衣装、グッズなどが用意される場合があります。
卒業
キャストがその店での勤務を終了することです。
最終出勤日に「卒業イベント」が開催されることもあります。
衣装イベント
通常とは異なる衣装で営業するイベントです。
制服、チャイナ、浴衣、ハロウィン衣装など、テーマは店舗によってさまざまです。
ゲスト出勤
普段その店に在籍していないキャストやタレントなどが、特定の日だけ勤務・出演することです。
営業時間に関する用語
LAST
「営業終了まで」という意味で使われる表記です。
たとえば「19:00〜LAST」と書かれていても、必ずしも毎日同じ時刻に閉店するとは限りません。
遅い時間に利用する場合は、当日の営業情報を確認した方が安心です。
ラストオーダー(L.O.)
閉店前に注文できる最後の時刻です。
閉店時刻そのものとは異なります。
コンカフェ・メイド系でよく使われる用語
コンセプト
その店のテーマや設定です。
メイド、男装、学園、アイドル、ゴシック、サーカスなど、衣装だけでなく内装やメニューまで世界観を統一している店もあります。
世界観
店舗が作り上げている雰囲気や物語設定を指します。
コンカフェでは、接客時の呼び方やメニュー名まで世界観に合わせることがあります。
お給仕
主にメイド系の店舗で、キャストが勤務・接客することを表す言葉です。
「本日お給仕します」のように使われます。
ご帰宅
主にメイド系店舗で、お客さんが来店することを表す言葉です。
「お店」ではなく「お屋敷へ帰ってくる」という世界観から使われています。
ご主人様・お嬢様
メイド系店舗などで、お客さんを呼ぶ際に使われる呼称です。
すべてのメイド系店舗で使われるわけではありません。
お屋敷
メイド系店舗で、店そのものを世界観に合わせて呼ぶ言葉です。
「店舗」「店内」の代わりに「お屋敷」と表現することがあります。
SNS・オンラインに関する用語
遠隔
来店せず、オンライン上からキャストや店舗の商品・サービスを注文する仕組みです。
「遠隔ドリンク」「遠隔チェキ」などがあります。
ライブ配信やイベント時などに利用されることがあります。
配信
キャストがSNSや配信サービスを使ってライブ配信を行うことです。
店舗によっては、配信中に遠隔ドリンクやチェキを注文できる場合もあります。
取り置き
チェキやブロマイド、イベント商品などを、来店まで確保してもらうことです。
SNSのDMなどで受け付ける店もあります。
開店凸(オープン凸)
営業開始時刻に合わせて来店することです。
「開店と同時に行く」という意味で使われるネットスラングです。
すべて覚える必要はありません
ここまで多くの言葉を紹介しましたが、初めて夜のお店へ行くからといって、全部覚える必要はありません。
特に最初に確認しておきたいのは、
セット料金
席料
キャストドリンク
延長
TAX・サービス料
このあたりです。
料金に関係する部分だけ分かっていれば、初めて利用するときの戸惑いはかなり減ります。
そのほかの言葉は、実際にお店へ行ったりSNSを見たりする中で、必要になったときに調べれば十分です。
分からない言葉はその場で確認して大丈夫
料金表やメニューに知らない言葉があれば、店員に確認して問題ありません。
「これは何の料金ですか?」
「延長は自動ですか?」
「キャストドリンクはいくらですか?」
と確認してから利用する方が安心です。
特に料金に関する言葉は、分からないまま注文しないことが大切です。
まとめ
夜のお店には、その業界ならではの言葉が数多くあります。
コンカフェやガールズバーでも、以前はキャバクラなどでよく使われていた「同伴」「アフター」「締め日」「バック」といった言葉を見かけることがあります。
一方で、「お給仕」「ご帰宅」「遠隔」「チェキ」など、コンカフェ文化から広く使われるようになった言葉もあります。
すべて覚える必要はありません。
まずは料金や利用方法に関係する言葉を理解し、分からない言葉が出てきたときに、このページで確認するくらいで十分です。
料金の仕組みをもう少し詳しく知りたい方は、
「ガールズバー・コンカフェの料金の見方|初めてでも失敗しない確認ポイント」
もあわせて参考にしてください。

